年末になると、商店街の店先や駅前で、募金の呼びかけを見かけます。歳末たすけあい募金も、その季節の光景のひとつです。社長の中には、毎年なんとなく出して、終わっている人もいます。
実は、寄付そのものより、あとで困るのは記録です。いつ、どこへ、いくら出したのかが残っていないと、会社の取り組みとして説明できません。領収の控えを捨てたあとでは、思い出す作業から始まります。
この記事では、歳末たすけあい募金を、運動の時期と、記録に残す項目と、伝えるときの注意に分けて整理します。
野村證券のリテール営業で全国約7,000名中1位を4度。いまは代理店開拓で中小企業の販路をつくる会社「コミッターズ」を経営しています。川口です。
歳末たすけあい募金、先に結論
まず、結論です。歳末たすけあい募金は、赤い羽根共同募金の季節の取り組みとして、年末に広く呼びかけられます。中央共同募金会の案内では、赤い羽根共同募金運動は10月1日から全国各地で始まります。
次に、会社として出すときの要点です。要点は、金額の大きさではありません。出した日と、出し先と、金額を、控えと一緒に残すことです。つまり、寄付は、出した瞬間より、残した記録で会社の取り組みになります。
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歳末たすけあい募金の時期と出し先
まず、時期です。赤い羽根共同募金は、2026年で80周年を迎えます。運動は10月1日に始まります。そのため、年末の寄付は、運動の期間の真ん中で行う形になります。
次に、出し先です。募金は、地域の共同募金会や、まちの受付を通して集められます。また、中央共同募金会のサイトでは、寄付の種類や方法を選べます。会社の近くの受付で出すか、サイトから出すかは、控えが残る形で選ぶと、あとが楽です。
たとえば、建設会社の事務所では、現場帰りの職人さんも含めて、事務所で集める形があります。一方、店舗を持つ会社では、レジ横の募金箱が、地域との接点になります。形は会社ごとに違いますが、集めた分をまとめて出す日を決める点は共通です。
歳末たすけあい募金と赤い羽根の関係
歳末たすけあい募金は、共同募金運動の中で、年末に行われる取り組みです。赤い羽根の運動が秋に始まり、年末の歳末の取り組みへ続く流れになっています。そのため、年末に呼びかけを見かける場面が増えます。
また、使い道は、地域の福祉の活動が中心です。高齢者の見守りや、子育てへの支援や、災害の備えなどに役立てられます。自分のまちの活動へ届く形のため、小さな会社にも出しやすい寄付です。なお、具体的な使い道は、地域の共同募金会の公表で確かめられます。
建設会社の場合、仕事の多くは地域の中で回っています。現場の近くの住民への配慮や、地域の行事への協力も、仕事の一部です。歳末の寄付は、その付き合いの延長に置けます。特別な活動を新しく始めるのではなく、いまの付き合いに、記録の残る形を足す作業です。
記録に残す項目は絞ります
まず、残す項目です。基本は、日付と、出し先と、金額です。
- 出した日付と、担当した人の名前
- 出し先の名称と、受け付けの形
- 金額と、控えや受付印のある書類
次に、保管の形です。控えは、年末の請求書や領収書の束と分けて、寄付のファイルに入れます。さらに、写真を撮った場合は、撮った日と場面も添えます。なお、社員から集めた分と、会社が出した分は、分けて書きます。混ぜると、あとで説明が難しくなります。
金額の目安の決め方も、記録に残します。昨年と同じにするのか、会社の節目の年に増やすのかは、会社の判断です。大切なのは、決めた理由を短く書き添える点です。理由が残ると、来年の担当が代わっても、同じ物差しで続けられます。
別のサイトのちょいエコ部のコラム「会社がSDGsに取り組む最初の手順」では、社会貢献の形について「地域活動への社員の参加や募金・寄付といった社会貢献活動です」と書かれています。
つまり、募金や寄付は、社会貢献活動のひとつとして位置づけられます。そのため、年末の寄付も、記録があれば、会社の活動の棚卸しに載せられます。
控えが残らない出し方もあります
まず、街頭の募金箱へ入れる形です。この形は、その場で終わる分、控えが残りません。会社の寄付として数えたい分は、受付で出す形や、振込の記録が残る形に替えます。
次に、集めた分の扱いです。社員から集めた分は、集めた日と、合計の金額をメモに残します。さらに、会社が上乗せして出した分は、会社の分として分けて書きます。この分け方が、説明のしやすさを決めます。
伝えるときは実績の範囲だけにします
まず、伝え方です。寄付の話を取引先や地域へ伝えるときは、実際にしたことだけを書きます。たとえば、出し先と、日付と、取り組みの名前です。会社の案内やサイトに載せるときも、同じ範囲にそろえます。書く場所が変わっても、書く中身は変えない形です。
ただし、金額を大きく見せる書き方は避けます。また、集まった募金の使い道は、出し先の公表の範囲で伝えます。自分たちで使い道を決めたような書き方はしません。
一方、社内へは、来年も続けるかどうかを含めて伝えます。年末の寄付は、単発で終わらせるか、毎年の形にするかで、準備が変わります。そのため、振り返りの材料として、今年の段取りの手間も残しておきます。
社内への伝え方で続き方が変わります
まず、朝の集まりや回覧で、出し先と結果を短く伝えます。長々しい報告は要りません。出した日と、出し先と、金額が伝われば十分です。
次に、現場を持つ会社では、掲示板に控えの写しを貼る形もあります。事務所に来ない職人さんにも、取り組みが見えます。なお、写真を使うときは、写っている人への声かけを先にします。伝え方の丁寧さが、来年の参加のしやすさにつながります。
歳末たすけあい募金、今日からできる最初の一歩
まず、今年の出し先を決めます。次に、出す日と、会社分の金額の目安を決めます。最後に、控えを入れるファイルを先に用意します。
- 1出し先の案内を見て、受付の形を確かめます
- 2出す日と担当を決め、カレンダーに入れます
- 3控えと記録の置き場を、寄付のファイルに決めます
この段取りが済むと、歳末たすけあい募金は、年末の慌ただしさの中で流れる支出から、記録の残る取り組みに変わります。なお、段取りに使った時間は、年始の挨拶回りの準備にも生きてきます。その積み重ねが、地域との付き合いを営業の土台に変えていきます。
また、来年の分は、年末の予算を組むときに、寄付の枠として先に置いておきます。枠があると、呼びかけを見てから慌てて決める形が減ります。歳末たすけあい募金は、金額を競う取り組みではありません。続ける形を作ることが、地域への挨拶になります。
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運営元:コミッターズ
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参考(外部サイト):akaihane.or.jp
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