この記事の流れ
- SCORE Xとは、先に結論
- SCORE Xとは、どんな会か:課題でつながるプラットフォームの仕組み
- SCORE Xとは、費用と参加の形
- SCORE Xの裏話:公開情報で見る両面
- SCORE Xとは、向く人と向かない人
- SCORE X、参加前に確かめること
- BNI のビジター見学のご案内
経営者コミュニティというと、例会に集まって名刺を交換する姿を思い浮かべがちです。SCORE Xはその型に当てはまりません。会う前に「事業の課題」で相手を探す、プラットフォーム型のサービスだからです。
そこでこの記事では、SCORE Xとは何か、仕組みと費用、公開されている記録をもとに整理します。なお、会費の金額は公式サイトに記載がありません。その点は本文でもはっきり書きます。
野村證券のリテール営業で全国約7,000名中1位を4度。いまは代理店開拓で中小企業の販路をつくる会社「コミッターズ」を経営しています。川口です。
SCORE Xとは、先に結論
まず、公式情報や運営側の公表から確認できた範囲で、結論を並べます。
- まず、株式会社SCORE X(2022年設立、本社:東京都千代田区神田須田町、代表取締役:吉住雄吾氏)が運営する、完全審査制の経営者コミュニティです。
- 次に、本体は交流会ではなくプラットフォーム(アプリ/Web)です。自社の事業課題を登録し、その課題を解決できる経営者を検索してつながる設計になっています。
- さらに、対面に代わる接点として、Zoom交流会「“すごい”交流会」が月8〜10回開かれています。
- 最後に、会費の金額は公式では非公開です。プランは3つ公表されていますが、料金は「無料相談でご案内」とされています。
SCORE Xとは、どんな会か:課題でつながるプラットフォームの仕組み
課題の登録からマッチングが始まる
会員はまず、自社の事業課題を登録します。課題は「新規開拓・売上向上」「人材採用」「組織最適化・人材育成」「財務・資金調達」「戦略・開発・新規事業」「業務効率化」「事業売却・買収」の7カテゴリに分かれ、3つ以上を選ぶ形です。
そのうえで、その課題を「解決できる」と登録している相手を検索できます。会員検索では売上や従業員規模、決算月などでも絞り込めます。メッセージは回数制限なしで送れ、連絡先の交換も可能です。つまり、自己紹介から始まるのではなく、「困りごと」と「できること」の一致から会話が始まる設計です。

交流会と紹介の仕組みも併せ持つ
オンラインの接点として、Zoom交流会「“すごい”交流会」が月8〜10回開催されています。毎回50人以上が参加し、運営が相性の良い相手を選んで、1対1のブレイクアウトを4回行う形式です。
さらに運営側は、相互紹介やPush営業など4つの仕組みによって、1社あたり月最大64件の商談機会を生み出すと公表しています。累計では5,000名以上の経営者、2,400社以上の企業が参加・登録しているとされています(いずれも運営側の公表値)。
なお、アプリ自体は無料でアカウントを作成でき、アプリ内課金はありません。有料になるのは、プラットフォームの利用契約の側です。
SCORE Xとは、費用と参加の形
会費について、公式サイトに金額の記載はありません。公式には非公開です。
公式に分かっているのは、プランの構成だけです。「ライト」は基本機能、「スタンダード」は全機能、「プレミアム」は全機能に専属サポートが付く、という3プランが掲載されていますが、いずれも料金は「無料相談でご案内」とされ、金額は公開されていません。特定商取引法のページも無料アプリに関する表記で、サービス料金の記載はありません。
一方で、レビュー系の第三者サイトには「初期費用0円、月額5万円〜」と書かれているものがあります。ただし、これはアフィリエイト型の紹介記事の記載で、公式に確認できた金額ではありません。未確認の情報として切り分けて考える必要があります。
参加の入口は審査です。対象はベンチャー・中小企業の経営者・決裁者が中心で、審査を通過した経営者・役員だけが参加できる「完全審査制」とされています。ただし、売上規模などの具体的な審査基準は公式に公開されていません。基準も金額も、相談の場で確かめることになる会です。
SCORE Xの裏話:公開情報で見る両面
価値が「商談件数」で語られる
他の経営者団体と大きく違うのは、コミュニティの価値が「月最大64件」という商談の件数で語られている点です。運営自身がこの数字を前面に出しており、位置づけとしては「交流会」というより営業支援のサービスに近い設計だと言えます。
運営会社の採用情報でも、営業職の募集に「テレアポも飛び込みもありません。話す相手は、はじめから経営者です」と書かれています。会員同士が自然に紹介し合うのを待つだけでなく、運営側が能動的に商談の場を作る体制であることが、表に出ている情報からも読み取れます。
代表自身が「紹介営業」を発信している
代表の吉住雄吾氏は、noteで「紹介営業で年商5億達成するまでのストーリー」を公開しています。サービス名の由来の文脈も含め、紹介で商談を作るという考え方が、運営の中心にあることがうかがえます。
数字で成果を測りたい経営者にとっては、件数という物差しがあること自体が分かりやすさでもあります。
裏を返せば、審査制でありながら審査基準は非公開、料金も非公開という、入る前に外から確かめにくい会でもあります。「相談すれば分かる」設計に抵抗がないかどうかが、最初の分かれ目です。
SCORE Xとは、向く人と向かない人
向き不向きの分かれ目(公開情報をもとにした筆者の整理)

| 項目 | 向く人の姿 | 向かない人の姿 |
|---|---|---|
| 目的 | 商談・案件づくりが主目的 | 純粋な学びや相談相手が欲しい |
| 進め方 | オンライン中心で効率よく回したい | 対面の例会で関係を深めたい |
| 費用 | 相談の場で金額を聞いて判断できる | 料金表が公開されていないと不安 |
SCORE X、参加前に確かめること
- 3プランの料金と、プランごとの機能差
- 審査の基準と、審査の流れ(何を提出し、どれくらいかかるか)
- 「月最大64件の商談機会」という数字の前提条件
なお、経営者交流会やコミュニティは、会ごとに設計が大きく異なります。経営者交流会の選び方の記事では、頻度・入り方・続けやすさの軸で他の会と比較しています。まず全体像を掴んでから、個別の会を検討する順番がおすすめです。
BNI のビジター見学のご案内
筆者は、BNI の東京NEリージョン、BRIDGET(ブリジット)チャプターに所属しています。紹介を仕組みとして持つ会の形は、BNIの記事もあわせてご覧ください。
経営者交流会の実態や選び方については、みんなの企業新聞でも筆者の記事で紹介しています。人脈形成を目的にしたマッチングサイトの使い方
※本記事は、公式情報・公開されている記録をもとに整理したものです。会費の金額は公式では非公開のため、第三者情報に基づく記載にはその旨を明記しています。最新の内容は公式にご確認ください。