この記事の流れ
- ダイヤモンド経営者倶楽部とは、先に結論
- ダイヤモンド経営者倶楽部とは、どんな会か:出版社資産で回る仕組み
- ダイヤモンド経営者倶楽部とは、費用と参加の形
- ダイヤモンド経営者倶楽部の裏話:公開情報で見る両面
- ダイヤモンド経営者倶楽部とは、向く人と向かない人
- ダイヤモンド経営者倶楽部、参加前に確かめること
- BNI のビジター見学のご案内
「ダイヤモンドクラブ」と聞いて思い浮かぶ経営者の会は、経済出版社ダイヤモンド社が運営するダイヤモンド経営者倶楽部でしょう。なお、同名のオンラインサロンが別にありますが、そちらは経営者限定の会ではなく、本記事の対象外です。
そこでこの記事では、ダイヤモンド経営者倶楽部とは何か、仕組みと費用、公開されている記録をもとに整理します。なお、会費と入会資格は公式に公表されていません。その点は本文でもはっきり書きます。
野村證券のリテール営業で全国約7,000名中1位を4度。いまは代理店開拓で中小企業の販路をつくる会社「コミッターズ」を経営しています。川口です。
ダイヤモンド経営者倶楽部とは、先に結論
まず、公式情報から確認できた範囲で、結論を並べます。
- まず、株式会社ダイヤモンド社が運営する会員制の経営者クラブです。1993年に、同社の80周年プロジェクトとしてスタートしました。
- 次に、会員企業数はおよそ670社と公式に案内されています(約700社とされる場面もあります)。上場大企業から中堅中小・ベンチャー企業までの経営者が対象です。
- さらに、入会には厳正な審査があり、行事への参加は原則として役員以上が条件です。
- 最後に、会費の金額も入会資格の基準も、公式には公表されていません。どちらも問い合わせで確かめる形です。
ダイヤモンド経営者倶楽部とは、どんな会か:出版社資産で回る仕組み
定例会と大型イベントが活動の中心
活動の中心は、毎月開かれる定例会です。著名なゲストの講演と交流会を組み合わせた形が基本で、夏の特別定例交流会や冬の望年会といった大型イベントもあります。
最大規模の行事は、毎年400名以上の経営者が集まる新春賀詞交歓会です。前年に活躍した会員企業の表彰式も、この場で行われます。
このほか、関西地区の月次例会である関西サロン、会員企業を囲む少人数の座談会(「あのトップに会いたい」「会員企業に学ぶ」)、「松田ゼミ」や「ドラッカーに学ぶ」といった勉強会、新会員懇談会、年2回のゴルフコンペなど、行事の種類は多岐にわたります。上位区分であるゴールドメンバー限定の交流会もあります。大型の講演会だけではなく、少人数で学び、話す場も用意されている会です。
特典は「出版社の資産」でできている
会員特典の顔ぶれが、この会の性格をよく表しています。「週刊ダイヤモンド」の年間送付、銀座にあるサロンの利用、セミナーレポートの配布、ダイヤモンド社の書籍の割引、公式サイトやメルマガでの情報掲載。ゴールドメンバーには「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー」の年間送付も付きます。
さらに、会員企業を特集した書籍シリーズ(「レガシーカンパニー」「ザ・ファーストカンパニー」)の発刊や、週刊ダイヤモンド誌上での会員企業紹介の連載といった派生サービスもあります。紹介や商談の仕組みではなく、「出版社の媒体に載る」ことが価値の中心にある設計です。

ダイヤモンド経営者倶楽部とは、費用と参加の形
会費について、公式サイトに金額の記載はありません。公式には非公開です。公式サイトは「入会資格・会費などはフォームよりお問い合わせください」と案内しており、問い合わせて初めて分かる形です。
第三者の情報を見ると、経営者コミュニティの解説記事に「年会費31,500円〜」と書かれているものがあります。一方で、別の第三者メディアは「参加費用:非公開(独自基準)」としています。第三者の間でも情報が一致せず、金額の出所や内訳(情報誌の購読等を含むのかどうか)も分からないため、この金額は未確認の情報として扱うべきものです。イベントごとに別途参加費が設定される場合がある、という第三者情報もあります。
参加の形も独特です。入会資格は独自の基準で、問い合わせても回答できない場合がある旨が公式Q&Aに明記されています。第三者情報では、書類審査と面談が必要と紹介されています。基準そのものが表に出ない、という前提で検討する会です。
ダイヤモンド経営者倶楽部の裏話:公開情報で見る両面
交流会ブームより前からある「出版社のクラブ」
1993年の開始は、今回取り上げた経営者団体の中でも最も古い部類です。紹介型の交流会が広がるずっと前からある「出版社の会員制クラブ」という成り立ちで、他の団体とは出発点が違います。
運営するダイヤモンド社は経済誌の出版社であり、会の価値は人脈の仕組みよりも、講演・誌面・サロンといった同社の資産の上に成り立っています。
金額も基準も伏せる、最もクローズドな運営
入会基準そのものを「お答えできないこともあります」と公式が伏せている点は、目を引きます。金額と基準の両方を非公開にする運営は、調べた経営者団体の中でも最もクローズドな部類です。
裏を返せば、誰でも入れる会ではないからこそ保たれる顔ぶれ、という考え方でもあります。表に出ない分、実像を知るには問い合わせて、行事の空気を確かめるしかありません。
ダイヤモンド経営者倶楽部とは、向く人と向かない人
向き不向きの分かれ目(公開情報をもとにした筆者の整理)

| 項目 | 向く人の姿 | 向かない人の姿 |
|---|---|---|
| 目的 | 著名経営者の講演や格のある場が欲しい | 紹介や商談の仕組みが欲しい |
| 透明性 | 問い合わせで基準や費用を確かめられる | 金額が表に出ていないと検討しにくい |
| 相性 | 上場から中堅までの役員層と並びたい | 同規模の経営者同士で密に付き合いたい |
ダイヤモンド経営者倶楽部、参加前に確かめること
- 会費の金額と、入会資格の基準(問い合わせでしか分からない)
- 定例会など行事の参加条件(原則役員以上)と、自社から誰が出るか
- 誌面紹介や銀座サロンなど、出版社ならではの特典の使い方
なお、経営者交流会やコミュニティは、会ごとに設計が大きく異なります。経営者交流会の選び方の記事では、頻度・入り方・続けやすさの軸で他の会と比較しています。まず全体像を掴んでから、個別の会を検討する順番がおすすめです。
BNI のビジター見学のご案内
筆者は、BNI の東京NEリージョン、BRIDGET(ブリジット)チャプターに所属しています。紹介を仕組みとして持つ会の形は、BNIの記事もあわせてご覧ください。
経営者交流会の実態や選び方については、みんなの企業新聞でも筆者の記事で紹介しています。人脈形成を目的にしたマッチングサイトの使い方
※本記事は、公式情報・公開されている記録をもとに整理したものです。会費の金額は公式では非公開のため、第三者情報に基づく記載にはその旨を明記しています。最新の内容は公式にご確認ください。