年末の通販では、受け取り方法の比べ方を先にそろえることが、注文の決め手になります。届く日が同じでも、受け取れる形が合わない荷物は、買い手の負担になります。
実は、不在で受け取れなかった荷物の再配達は、年末ほど目立ちます。国土交通省の調査では、令和7年4月の宅配便の再配達率は約8.4%でした。
この記事では、受け取り方法の比べ方を、不在のときの扱いの軸で整理します。あわせて、商品ページに書いておく項目もまとめます。
野村證券のリテール営業で全国約7,000名中1位を4度。いまは代理店開拓で中小企業の販路をつくる会社「コミッターズ」を経営しています。川口です。
受け取り方法の比べ方、先に結論
先に結論です。受け取り方法の比べ方は、送料や届く日数だけでは決まりません。不在のときに、手続きが増えるかどうかで分けます。分け方は、次のとおりです。
- 対面は、受け取ったことをその場で確かめられます
- 置き配は、不在でも受け取りが終わります
- 拠点受け取りは、買い手が自分の都合で取りに行けます
- 店頭受け取りは、近くの買い手に向きます
つまり、比べる軸は、届く速さよりも、不在のときの姿です。次に、比べる表から説明します。
受け取り方法の比べ方で使う軸は不在のときです
モノ商材の仕入れや売り方についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
まず、軸は不在のときの扱いです。国土交通省は、宅配ボックスや置き配をはじめ多様な方法による受取を推進しています。
たとえば、同じ贈り物でも、日中は家を空ける買い手と、在宅の時間が長い買い手では、合う形が変わります。そのため、店は方法を用意するだけでなく、違いを並べて示す形が合います。
対面と置き配は、不在のときの姿が正反対です
まず、対面です。配達の担当と顔を合わせますので、受け取りの確認はその場で終わります。一方で、不在のときは不在票が入り、買い手が再配達を申し込む形になります。
次に、置き配です。玄関先や宅配ボックスなど、あらかじめ決めた場所に置かれます。不在でも受け取りは終わりますが、置き場所の合意が先に要ります。
たとえば、建設会社へ道具や消耗品を届ける取引でも、考え方は同じです。現場が無人になる時間帯がある場合は、置き場所を先に決めておく形が、行き違いを減らします。
なお、事業者への納品では、受け取る人の勤務時間も関係します。年末は現場の終了時刻が早まる日もありますので、届ける時間帯の希望を、注文のときに聞く欄を置く形が合います。
また、大きな資材は、置き配の対象にならない場合があります。その場合は、対面の受け取りに寄せて、届ける日の連絡を先に入れる段取りに変えます。
ここで迷うのは、自店の買い手にどの方法を並べるかです。その並べ方と、商品ページの案内の書き方は、コミッターズの60分の無料相談でお答えします。
置き配は、合意の取り方まで書きます
モノ商材の仕入れや売り方についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
さらに、置き配は、店が決めるだけの方法ではありません。買い手が選んで、置き場所まで伝えている形が前提です。
別のサイトのポチっと雑貨店長(ニコニコデスク)のコラム「ネットショップの送料表示を比較|送料込み・全国一律・地域別」では、「どの型も、お客さんが自分の負担額をおよそ認識できることが共通の考え方です」と書かれています。
出典:ポチっと雑貨店長「ネットショップの送料表示を比較|送料込み・全国一律・地域別」
つまり、受け取りの案内も、送料と同じく注文の前に読める場所に置く話です。注文が終わった後のメールだけで知らせる形では、買い手は方法を選べません。
また、雨の日や大きな荷物では、置き配にできない場合もあります。その場合の代わりの方法も、同じ場所に書いておきます。

拠点受け取りと店頭受け取りは、買い手が動く形です
一方で、拠点受け取りは、自宅の不在が関係しない形です。コンビニや郵便局などに荷物が届き、買い手が営業時間内に取りに行けます。
ただし、保管の目安を過ぎると、送り主へ戻る扱いになる場合があります。そのため、取りに行ける期間の目安は、案内に書いておく項目です。
次に、店頭受け取りです。近くの買い手には、送料がかからない形として案内できます。一方で、来店が遅れるときの連絡方法と、保管できる日数の目安を、店の側で先に決めておきます。
たとえば、年末の贈答品を店頭で渡す場面です。受け取りの期限が書かれていないと、年明けまで荷物が売り場に残る形になります。
受け取り方法の比べ方、商品ページに書く項目
さらに、商品ページには、選べる方法だけを並べます。扱っていない方法を書くと、注文の後の訂正が増えます。
書く項目は、次のとおりです。
- 1選べる受け取り方の一覧です
- 2日時指定ができるかどうかです
- 3不在のときの扱いです
- 4年内のお届けの注文期限です
なお、年末は配送が混み合います。希望の枠が埋まる場合があることも、同じ場所に添えておきます。
また、注文の後に受け取り方を変えられるかどうかも、書いておく項目です。変えられる範囲は配送会社で異なりますので、自店が使う会社の案内で確かめてから書きます。
モノ商材の仕入れや売り方についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
さらに、贈り物の注文では、送り主と受け取る人が別の場合があります。その場合は、受け取る人に届く案内の文面まで見ておく形が合います。送り主だけが読む案内では、肝心の受け取りの場面に届きません。
実は、案内の言葉は、店頭と通販でそろえることが大事です。言葉が違うと、問い合わせの受け答えが増えます。そのため、一覧の言葉は売り場ごとに変えません。
年末だけ変わる条件は、期間を添えて書きます
さらに、年末だけ変わる条件は、ふだんの案内と分けて書きます。たとえば、年内のお届けの締め切りや、指定を受け付けない期間です。
そのうえで、変わる期間が終わったら、案内をふだんの言葉へ戻します。古い案内が残ったままですと、年明けの注文で問い合わせが増えます。
実は、問い合わせの多くは、方法そのものよりも、案内と実際の扱いが食い違うときに起きます。そのため、書き換えた日を記録に残しておく形が、売り場の助けになります。

受け取り方法の比べ方、今日の最初の一歩
最初の一歩は、自店で扱える受け取り方を書き出すことです。まず、方法ごとに、不在のときの扱いを添えます。
次に、その一覧を商品ページへ置きます。そして、注文の締め時刻と、年内のお届けの期限を書き添えます。
さらに、一覧は、配送会社との契約が変わるたびに見直します。なお、個別の方法の当てはめで迷う場合は、利用する配送会社の案内で確かめる形が確かです。
また、方法を増やす前に、今の案内で足りているかを見る順番も大事です。新しい方法を足すよりも、扱っている方法の違いが読める形になっているかが先です。
たとえば、贈り物が多い店では、相手の家に直接届く形と、自宅に届いてから渡す形で、選ばれ方が変わります。その違いを案内に書いておくと、買い手は用途から選べます。
この見方ができると、受け取り方法の比べ方は、勘ではなく店の段取りになります。年末の注文では、その段取りが再配達の手間を減らします。
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参考(外部サイト):国土交通省、www.reiwa-sogoshosha.com
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