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2026.10.31 更新 2026.11.08
経営の学び・実務

店舗・工場のコスト見直しは「単価」より「使い方」から始める –>

コスト見直しというと、仕入れ先を変える、契約単価を下げる、といった交渉の話になりがちです。もちろん単価の見直しは大切です。ただ、筆者が現場で感じるのは、それ以前に「使い方」そのものに無駄が残っているケースが多いということです。単価が同じでも、使う量と使う時間が変われば、支払う総額は変わります。

まず、ユーティリティの使い方から

最初に取り組みたいのは、電気・水道・ガスといったユーティリティの使い方です。店舗であれば、開店前の準備時間に全ての照明と空調を入れる必要があるのか。工場であれば、ラインが止まっている時間帯に動かし続けている設備はないか。こうした点検は、新しい設備投資なしに始められます。月ごとの使用量を前年同月と並べて見るだけでも、「増えているのに理由が分からない月」が見つかることがあります。

消耗品は、使用量の管理から見直す

交流会や経営者団体への参加についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。

次に、消耗品です。洗剤、包装資材、清掃用品などは、一つひとつの単価が小さいため見直しの対象から外れがちです。ところが、使用量の管理が曖昧なままでは、過剰な発注と在庫の山につながります。誰が・いつ・どれだけ使うのかを大まかにでも把握し、発注の単位を小さくするだけで、無駄な買い置きは減っていきます。

大切なのは、見直しを「社長の号令」で終わらせないことです。現場の担当者が「なぜこの見直しをするのか」を理解していなければ、数か月で元の使い方に戻ってしまいます。コストの見直しは、会社の姿勢そのものです。電気を大切に使う、物を大切に使う。その姿勢が現場に根づけば、結果として経費も下がり、会社としての取り組みの厚みも増していきます。

契約そのものの見直しも忘れずに

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もう一つ、見落とされやすいのが契約そのものの見直しです。通信費や保守契約、リースの内容などは、契約した当初は最適でも、事業の形が変われば合わなくなります。年に一度、契約の一覧を眺める時間を作るだけでも、「今の使い方には過剰だった」という項目が見つかるものです。解約や変更の手続きが面倒で先送りにしがちですが、固定費は一度下がれば翌月以降も効き続けます。

進め方としては、一度に全部をやろうとしないことです。今月は電気、来月は消耗品、というように対象を一つに絞れば、現場の負担も少なく、効果の確認もできます。小さな見直しを積み重ねるほうが、結果として大きく、長く効きます。

経営者にとって、コスト見直しは単なる節約ではありません。自社の事業の進め方を見直す機会であり、その積み重ねは、取引先やお客様に伝えることのできる会社の物語にもなります。

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省エネの進め方は、資源エネルギー庁の省エネのページに、業種別のヒントが整理されています。こうした取り組みを記事で伝える場として、USMEやUSMEの概要ページもあります。

取り組みを、物語として届ける

こうした地道な取り組みを、会社の外へどう伝えるか。USME(アスメ)は、企業や個人の取り組みを取材し、商品やサービスの背景にある考え方や意思決定の文脈まで編集して届けるストーリーメディアです。規模や業種は問わず、取り組みの意図や継続性を大切にしています。USMEの詳しい紹介は、令和の総合商社のページにまとめています。

▶ 令和の総合商社|USME紹介ページ

会社の現場の工夫や取り組みは、みんなの企業新聞の記事「商工会議所青年部(YEG)の会費はいくらか|郡山YEGの公式金額と、商工会議所の会費が別にかかる仕組み」でも紹介しています。あわせてご覧ください。

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