SDGsへの取り組みと聞くと、大企業の立派な宣言や報告書を思い浮かべる経営者は少なくないはずです。「うちのような小さな会社には関係ない」と感じてしまう気持ちは分かります。しかし実際には、地域の中で事業を続ける中小企業こそ、日々の仕事の中にSDGsにつながる要素を数多く持っています。
新しいことより、今やっていることを見つめ直す
大切なのは、新しいことを始めるより、今やっていることを見つめ直すことです。地元の食材や材料を使うこと、長く使える物を選ぶこと、従業員が働きやすい環境を整えること、取引先と無理のない関係を続けること。これらは全て、持続可能な社会に向けた取り組みの一部です。言い換えれば、まっとうな経営の積み重ねそのものが、SDGsの土台になります。
自社の取り組みを、紙に書き出してみる
交流会や経営者団体への参加についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
始め方として筆者が勧めるのは、自社の取り組みを一度、紙に書き出してみることです。書き出してみると「思っていたより色々やっている」と気づく経営者は多いものです。そのうえで、無理なく続けられるものを一つ選び、少しだけ丁寧にやる。宣言倒れにならないためには、小さく始めて続けることが何より重要です。
続いてきた取り組みは、やがて会社の個性になります。採用の場面で「うちはこういう会社です」と説明できる材料になり、取引先との会話のきっかけにもなります。社会貢献という言葉を使うかどうかは別として、自社の姿勢を自分の言葉で語れることは、経営者にとって大きな財産です。
従業員を巻き込むことも大切です。取り組みは社長一人の思いだけでは続きません。現場の従業員が「うちの会社はこういうことを大事にしている」と自分の言葉で言える状態になると、取り組みは日々の仕事の中に根づきます。若い世代の従業員ほど、会社の社会への姿勢を就職先選びの材料にしていると言われます。採用面でも、続けてきた取り組みは静かに効いてきます。
交流会や経営者団体への参加についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
実態の伴わないアピールは避ける
注意したいのは、実態の伴わないアピールです。中身のない社会貢献の演出は、かえって信頼を損ないます。できることを、できる範囲で、正直に続ける。その地味な姿勢こそが、中小企業の取り組みの強さです。完璧を目指す必要はありません。去年の自社より一歩前に進んでいるか、それが問われるところです。
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SDGsは評価を受けるための課題ではなく、事業を長く続けるための物差しだと、筆者は考えています。
SDGsのロゴや表現のルールは、国連広報センターの案内で確認できます。自社の取り組みを伝える場として、USMEやその概要ページもあわせてご覧ください。
取り組みを、物語として届ける
「小さな一歩を、未来につなぐ」――これは、ストーリーメディアUSME(アスメ)が掲げる理念です。USMEは、企業や個人の取り組みを取材し、背景にある考え方まで含めて編集して届けるメディアで、小さな会社の取り組みも物語として扱います。令和の総合商社のページで詳しく紹介しています。
会社の現場の工夫や取り組みは、みんなの企業新聞の記事「SCORE Xの会費はいくらか|完全審査制コミュニティの料金が非公開な理由と参加前に確認したいこと」でも紹介しています。あわせてご覧ください。