経営者の交流会は、名前が似た会も多く、公式ページを見ないと分からないことがあります。会員制なのか、誰でも行けるのか、費用はいくらなのか。ニーズマッチとは何か、気になって検索した社長もいるでしょう。
結論から言うと、ニーズマッチとは、2014年9月19日に創設された会員制のビジネス交流会です。公式サイトには、全国に211支部があると書かれています。
この記事では、公式サイトに書かれている範囲だけで、仕組みと、かかるお金の種類、向く社長と向かない社長、参加前の確認点を整理します。書かれていないことは、書かれていないと書きます。
野村證券のリテール営業で全国約7,000名中1位を4度。いまは代理店開拓で中小企業の販路をつくる会社「コミッターズ」を経営しています。川口です。
ニーズマッチとは、先に結論:会員制の月例会
まず、公式サイトは、ニーズマッチを会員制のビジネス交流会と説明しています。会員は、自分のビジネスのPRや、見込み客の獲得ができるとのことです。
さらに、公式サイトの内訳では、東京都が65支部、ネットが78支部です。開催は毎月で、Zoomを使うネット版と、会場に集まるリアル版があります。
ただし、入会には審査があります。また、会費とは別に、支部に参加するたびに参加費がかかります。つまり、入る前に仕組みを知っておきたい会です。
ニーズマッチとは、どんな流れの会?
月に一度の月例会
まず、会員はどこかの支部に所属します。支部は、月に一度、月例会を開きます。
次に、公式サイトによると、カーネギーのエピソードシェアと、テーブル商談とコンタクトタイムの約1時間は、全支部共通です。ただし、テーブル商談とコンタクトタイムは、リアル開催の支部だけです。
また、残りの時間は、会の代表である主催と幹事の二人が、内容や進め方を決めます。そのため、支部によって雰囲気や進め方が違うと考えておくのが自然です。
なお、行動指針は、デール・カーネギー著『人を動かす』です。理念は、貢献、感謝、承認の3つが挙げられています。
半年で4回、という約束
まず、会員は原則として、半年のうちに2回以上は自分の支部に、2回以上はほかの支部に出席します。つまり、半年で最低4回です。公式サイトは、これを緩やかなコミットメントと呼んでいます。
また、Q&Aには、会員のコミットメントが3つあると書かれています。1つ目は、半年でゲスト1名を招待することです。2つ目は、いま書いた4回以上の参加です。3つ目は、定められた研修の受講で、スタートアップ研修と商談研修が必須とされています。
入会のルール
まず、入会資格は、ビジネスをしている方なら誰でも、とされています。ただし、支部の役員と本部の審査があります。さらに、入会は法人ではなく個人です。
また、同じ業種の会員が、1つの支部に複数入会することもできます。一方、保険業と保険代理業の方は、幹事となって支部を立ち上げる形です。なお、ネットワークビジネスの案内は、月例会中はもちろん、知り合った方への後日の案内もできません。
ニーズマッチとは、かかるお金の種類も確認
費用は、公式サイトに、次のように書かれています。金額はすべて税込です。
月会費は、紹介による割引があります。1人の紹介につき20%の割引で、5名以上いれば0円になります。また、研修は、入会時に2つの受講が必須です。ゲストで参加できるのは、直近1年で2回までです。
つまり、月会費のほかに、参加費と研修受講費がかかります。この点は、年間の費用を見積もるとき、足し忘れやすい項目です。金額は改定されることがあるため、入会を考えるときは、公式サイトの最新の金額表も見てください。
向いている社長、向いていない社長
ここから先は、公式サイトの内容をもとにした、筆者の見立てです。公式サイトが向き不向きを書いているわけではありません。良い悪いではなく、相性の話です。
向いている社長
たとえば、初対面の人に、自分の仕事を短く話すのが苦にならない社長です。月例会には、テーブル商談とコンタクトタイムがあります。
また、半年で最低4回、予定を空けられる社長にも合います。これが、会員の約束だからです。
さらに、研修を受けて、決まった型を学ぶことに前向きな社長です。そして、リアルでもネットでも、全国の支部から選べる点を使いたい社長にも向いています。
向いていない社長
一方で、費用や時間の見通しが立たないうちは、慎重に考えたい社長もいます。
たとえば、参加費や研修受講費を含めた年間の費用を、いまは用意しにくい社長です。また、半年で4回の参加や、ゲスト1名の招待を、負担に感じる社長です。
そして、すぐに売上が欲しい社長は、慎重に考えてください。この記事で読んだ公式ページには、参加した人の成果の数字は書かれていません。なお、ネットワークビジネスの案内が目的の場合は、ルールの上でできません。
ところで、紹介や人のつながりで仕事を広げるには、弱点もあります。別のサイトのはじめて商店街(ニコニコデスク)のコラム「小さな事業の販路は?店舗・ネット・紹介・代理店を比べる」では、「紹介してくれる人がいなければ使えない点が一番の弱点とされ」と書かれています。
出典:はじめて商店街「小さな事業の販路は?店舗・ネット・紹介・代理店を比べる」
つまり、交流会は、その弱点を補う入口のひとつです。ただし、入ってからの動き方で、使い方は変わります。紹介営業の型は、こちらの記事に書いています。
紹介営業の型。信用を借りる側が守る5つと、頼む前にそろえる3点セット【保存版】
ニーズマッチとは、参加者の本音と裏話:SNSやnoteで語られていた声
ここまでは、仕組みと費用を整理しました。ここからは、SNSやnoteで、参加者や経験者が語っていた声を紹介します。金額やルールは、声が出た時点のものです。支部によって運営が違う点もある前提で読んでください。
月1回で済む「軽さ」が、決め手になったという声
まず、負担の軽さです。BNIを経験した人の体験談では、毎週の定例会に加えて1対1の面談や研修が必須だったBNIに比べ、ニーズマッチは基本が月1回の月例会で済む、この軽さが入会の決め手になった、と書かれています。在宅で働く人が、営業のテストの場として、まず1年試すつもりで入った例もありました。
ただし、軽いのは回数だけです。会の中心は、4〜5人でテーブルを囲む約50分の商談の時間で、自分のPRに対して、ほかのメンバーから質問を受けます。参加者からは、質問されることで、自分のサービスの伝え方の弱点が見えた、という声が多く聞かれます。
会の外にも、小さな決まりがあるという声
次に、会の外の実践です。月例会が終わってから48時間以内に、同じテーブルだったメンバーへ、振り返りの連絡を送るという決まりがあると、会員が書いています。月1回の会を、点で終わらせないための仕掛けです。
辞め方にも作法があります。退会は、2か月前までの申請がルールで、申請する日によって、最後に課金が変わります。思い立って、その月にすぐ辞めるという形ではありません。入る前に、辞め方のルールも確かめておくと安心です。
入る前の試し方にも決まりがあります。ゲスト参加は全支部を通算して2回までという紹介があり、決めかねる人向けに、1か月だけ試せる仮会員の受け皿もあるとされています。
会費の安さと、支部ごとの色の違い
費用の実感では、月会費が安く、本部は儲けを優先していないのではないか、という声があります。入会して10年目になる支部の事務局長が、この安さで本部は運営できているのか、と心配するほどだったという話です。なお、月会費のほかに、例会や他支部への参加のたびに参加費がかかります。参加する回数が増えるほど、実質の負担は増えます。
また、支部ごとに雰囲気はかなり違う、というのが経験者の共通した見方です。朝型でビジネス色の強い支部もあれば、夜型の支部、オンライン中心の支部もあります。所属は1つの支部に決めるため、どの支部に入るかで、得られるものが変わります。中には、夜の会に出られない事情から、自分で昼開催の支部を立ち上げた会員もいます。参加する側から、場を作る側に回れる点も、この会の特徴として語られています。
合う支部で、細く長く続ける。それが、参加者の声から見える使い方です。筆者は、紹介を軸にした会の使い方を仕事にしてきました。筆者はBNIのBRIDGETチャプターに所属しています。BNI側の仕組みはBNI記事に、経営者のつながりを仕事に変える考え方は人脈形成を目的にしたマッチングサイトの使い方の記事にも書いています。
ニーズマッチとは、参加前に確かめる5つのこと
まず、公式サイトを読むと、参加前に確認しておきたい点が見えてきます。
- 1まず、支部の日時と形です。全支部一覧と月例会検索で、リアルかネットか、曜日や地域から探せます。
- 2次に、ゲスト参加か、見学かです。ゲストは直近1年で2回までで、退会してから半年間はゲスト参加ができません。テーブルに入らない見学も、できるとされています。
- 3また、費用の全体です。入会金、月会費、参加費、研修受講費を、まとめて見ます。
- 4さらに、会員の約束を続けられるかです。半年で最低4回の参加と、ゲスト1名の招待と、研修の受講があります。
- 5最後に、キャンセルの条件です。開催48時間以内のキャンセルは、基本的には100%のキャンセル料がかかります。
名刺を配る前に、会いたい相手を決めておく話は、こちらの記事に書いています。
名刺1000枚超で売上ほぼゼロだった私が、会いたい1人を決めて通う営業に変えた型
また、この記事で読んだページには、書かれていなかったこともあります。入会審査の基準や、入会までの詳しい流れは、確認できませんでした。入会ページには、新規入会特典、一般入会、幹事入会の入口があるだけでした。さらに、参加者の人数や業種の内訳も、書かれていませんでした。
公式サイトには、初めてのご参加の方へという案内のPDFもあります。筆者は、この記事のために読んでいません。参加前に、ご自身で読んでください。
BNI のビジター見学のご案内
ニーズマッチは、人と出会い、自分の仕事を知ってもらう場です。つながりや紹介を軸にした会としては、BNI を見学するのもひとつの方法です。ただし、どちらが上という話ではなく、見学して、自分の仕事の進め方に合うかを見るのが近道です。
筆者は、BNI の東京NEリージョン、BRIDGET(ブリジット)チャプターに所属しています。BNI のビジター(見学)で参加してみたい方は、このページ下のボタンから、お問い合わせください。「BNI のビジター希望」と書いていただければ大丈夫です。
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お金の学び(ウハウハ高等学校):開業資金の公的な相談先・融資制度4つ|借りる前に窓口で聞けること
営業・販路のコラム:コミッターズ コラム
筆者の記事:川口忠大のnote
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導入先を比べる:系統用蓄電池メーカー比較|法人が製品・導入支援・保守を同じ条件で見る方法
お金の面を読む:系統用蓄電池の充電コストを読む|調達契約と託送料金
情報サイトのトップ:ENERGY BANK(系統用蓄電池の情報サイト)
運営元:コミッターズ
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参考(外部サイト):nm2014.jp、nm2014.jp(2)、nm2014.jp(3)
※一般的な解説です。個別のケースは顧問税理士・社会保険労務士・弁護士などの専門家にご相談ください。