商品を包む材料は、どの事業者にとっても身近なコストです。箱、袋、緩衝材、ラベル。単価は小さくても、数量が積み上がれば無視できない金額になります。同時に、包装はお客様が商品の次に目にする「会社の顔」でもあります。コストと印象、その両方を左右するのが包材の見直しです。
最初に、過剰包装になっていないか確かめる
最初に確認したいのは、過剰包装になっていないかです。割れ物でもない商品に何重もの緩衝材を入れていないか、箱のサイズが商品に対して大きすぎないか。大きすぎる箱は、包材費だけでなく配送費の面でも不利になります。商品のサイズに合った箱の種類を数パターン用意しておくだけで、無駄な詰め物は減らせます。
包材の種類を絞って、まとめ発注する
交流会や経営者団体への参加についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
次に、包材の種類を絞ることです。あれこれと種類が増えると、在庫管理が煩雑になり、少量ずつの発注で単価も上がります。使用量の多い包材に絞ってまとめ発注する、似た用途のものを統一する。こうした整理は、保管場所の節約にもなります。
素材の選び方も変わってきています。再生材を使ったものや、分別しやすい単一素材のものなど、環境に配慮した包材の選択肢は広がっています。切り替える際は、見た目や耐久性を確認しながら、まずは一部の商品から試すのが現実的です。
店舗での手渡し販売でも同じです。袋のサイズが商品に合っているか、過剰な二重包装になっていないか。お客様にとって、開けやすく、捨てやすい包装は心地よいものです。捨てる際の分別のしやすさまで考えられた包装は、そのまま会社の配慮として受け取られます。
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包材費は、数字で追う習慣を
見直しの際には、数字で追う習慣も役立ちます。包材費を月ごとに眺め、売上の伸びと比べて違和感がないかを確認する。違和感があれば、どこかで無駄遣いが起きている可能性があります。現場の作業手順を見直すきっかけにもなりますし、スタッフの意識づけにもつながります。
切り替えの際は、取引先への相談も有効です。包材の仕入れ先は、商品サイズに合った提案や新しい素材の情報を持っていることが多いものです。相談しながら進めれば、失敗の少ない見直しができます。
包材の見直しは、お客様への印象を落とす作業ではありません。むしろ、すっきりと無駄のない包装は、会社の丁寧な姿勢として伝わります。筆者は、小さな見直しの積み重ねこそ、経営の質を上げる近道だと考えています。
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包装を減らす取り組みは、環境省のリサイクルのページで、容器包装の考え方を確認できます。環境表示の作法は環境省の環境表示ガイドライン、取り組みを伝える場としてUSMEもあります。
取り組みを、物語として届ける
日々の事業の中の小さな工夫こそ、会社の考え方を表します。USME(アスメ)は、企業や個人の取り組みを取材し、その背景まで含めて物語として届けるストーリーメディアです。「やさしい暮らし」をテーマの一つに、暮らしに近い取り組みも取り上げています。詳しくは令和の総合商社の紹介ページへ。
会社の現場の工夫や取り組みは、みんなの企業新聞の記事「ニーズマッチの会費はいくらか|月会費・参加費と支部の仕組み」でも紹介しています。あわせてご覧ください。