会社紹介資料の下書きは、渡す相手が決まってから慌てて作る人が多い仕事です。載せる項目が決まっていないため、作るたびに中身が変わるからです。そのため、会社紹介資料の下書きが定まらないと、渡す相手によって会社の姿が変わります。
実は、資料で伝える中身は決まっています。会社の概要と、対応できる仕事と、相談の窓口です。つまり、この3つがそろえば、読む側は相談の進め方をつかめます。
この記事では、会社紹介資料の下書きをMuseで作る進め方を整理します。建設会社の例を使いながら、項目を先に決める方法と、実績や資格を原文で確かめる線引きをまとめます。
野村證券のリテール営業で全国約7,000名中1位を4度。いまは代理店開拓で中小企業の販路をつくる会社「コミッターズ」を経営しています。川口です。
会社紹介資料の下書き、先に結論
先に結論です。会社紹介資料の下書きは、相手ごとにゼロから書く作業ではありません。項目を先に決め、決めた材料を型に沿って並べる作業です。
- 入れる項目を先に決める
- 材料は公開情報と社内の記録から集める
- 型に沿って下書きを作らせる
- 実績と資格は原文で確かめる
つまり、任せるのは型に沿った並べ替えと文の下書きです。載せる事実の選び方と最終の確かめは、人が見る場所に残します。
項目を決める
材料を集める
型で書く
原文で確かめる
また、資料は詳しく書くほどよいものではありません。読む側が知りたいのは、頼める仕事と相談の窓口です。この2つが見える形が、資料の出来を決めます。
なお、下書きの速さだけを追うと、確かめる工程が抜けます。速く作って、じっくり確かめるのが、会社紹介資料の下書きの進め方です。
会社紹介資料の下書き、項目を決める手順
まず、入れる項目を決めます。項目は、会社の概要、対応できる仕事、仕事の進め方、会社の強み、相談の窓口の5つが基本です。項目が決まると、集める材料も決まります。
材料を項目ごとに集める
まず、材料は、項目ごとに集めます。たとえば、概要には公開済みの会社情報を使い、対応できる仕事には社内で決めた範囲を使います。一方で、項目が決まらないまま材料を集めると、使わない情報まで集まります。
さらに、材料の欠けも、この段階で見えてきます。原文で確かめられない実績や、いまは受けていない仕事の話です。欠けは、その場で埋めようとせず、印だけを付けます。印があると、あとで原文に戻る場所が分かります。
なお、筆者は、資料の下書きを作る前に、項目と材料を分ける進め方を取っています。分けてから渡すと、返ってくる下書きも項目にそろいます。
別のサイトのおまかせ係長のコラム「建設会社のホームページ、外注前に社内で決める掲載内容」では、会社概要や対応できる工事、施工事例や問い合わせ窓口といった掲載内容がそろって初めて、読んだ人が相談しやすくなると書かれています。
出典:おまかせ係長「建設会社のホームページ、外注前に社内で決める掲載内容」
つまり、渡す資料も同じです。載せる事実を社内で決めてから形にすると、読む側は相談しやすくなります。事実の置き場が決まっていると、下書きの文を直すときも迷いません。
型に沿って下書きを作らせる
次に、項目ごとに下書きを作らせます。項目ごとに区切って渡すと、別の項目の中身が混ざりにくいです。項目が決まっていると、相手が変わっても資料の形がぶれません。
また、文の長さも型でそろえます。長い項目と短い項目が混ざると、力の入れ具合がばらばらに見えます。なお、長さをそろえると、読む側は順番に目を通せます。
なお、相手に合わせて変える場所は、窓口の案内だけに絞ります。会社の概要や対応できる仕事まで毎回変えると、渡す相手によって会社の姿が変わります。
実績と資格は原文で確かめる
最後に、実績と資格の書き方を確かめます。下書きの中に、確かめていない実績は入れません。施工の事例や資格の名前は、元の記録で確かめたものだけを使います。
特に、立派に見せようと足した実績は、聞かれたときに説明できない危なさがあります。足りない資料よりも、盛った資料のほうが危ないです。そのため、確かめられない実績は、型の文だけで済ませます。
たとえば、建設会社の資料を作る場合(仮の例です)は、対応できる工事の範囲を社内の記録で確かめます。相談の窓口はひとつにそろえ、確かめていない事例は書きません。この分け方があると、相手が増えても資料の作り方は変わりません。
会社紹介資料の下書きで守る線引き、3つ
個人情報保護委員会は、事業者が生成AIサービスに個人情報を入力するときは、利用目的を達成するために必要な範囲かを確認するよう求めています。さらに、本人の同意なく入力し、別の目的で扱われる場合は、法律に違反する可能性があるともしています。
線引きは、次の3つです。
- 入れない:担当者の名前、電話番号、メールアドレス、住所
- 入れない:表に出ていない取引の条件や、顧客だけが知る事情
- 入れてよい:公開済みの会社情報、対応できる仕事、決めた相談の窓口
なお、Museは、MetaのパーソナルAIエージェントです。日本では2026年10月23日から提供が始まりました。便利さの前に、渡す材料の線引きを先に決める順番が大事です。
さらに、渡した材料と返ってきた下書きは、社内のメモに残します。そのうえ、記録があれば、あとから読み返したときに、判断の根っこがたどれます。逆に、記録がないと、下書きの文だけが残り、元の記録と合っているか確かめられません。
特に、線引きは、担当が変わっても同じになるよう、文で残します。口頭の申し送りだけでは、人によって外す範囲がずれるからです。
会社紹介資料の下書き、迷うところの確かめ方
迷うところは、どこまで詳しく書くかです。詳しくするのは、読む側の判断に触れる部分だけです。頼める仕事と窓口は具体的に書き、それ以外は型の文でそろえます。
よくある質問
まず、「実績は多いほうが伝わる?」と聞かれます。答えは、確かめた実績だけが伝わる、です。原文で確かめられない実績は入れず、対応できる仕事の範囲で伝えます。
次に、「相手ごとに全部作り替える?」と聞かれます。答えは、全部は作り替えない、です。共通の型を使い、窓口の案内だけを相手に合わせて変えます。
最後に、「Museの下書きを、そのまま渡してよい?」と聞かれます。答えは、そのままにはしない、です。実績と資格と会社名を原文で確かめてから渡します。
会社紹介資料の下書き、今日からできる最初の一歩
相談先をひとつにそろえる考え方は、相談の窓口をひとつにする記事でも紹介しましたが、資料でも同じで、窓口がひとつだと読む側の次の一手が決まります。
今日できる一歩は、入れる項目を決めることです。次に、項目ごとに材料を集め、型に沿って下書きを作らせます。最後に、実績と資格を原文で確かめます。
なお、迷ったときは、窓口が書いていない下書きから直します。つまり、窓口が見えない資料は、読んだ側の相談が始まりません。このように、資料づくりは、書く仕事ではなく、決めて確かめる仕事です。
Museについて気になることは、遠慮なく聞いてください。
合わせて読みたい
相談の窓口をひとつにする考え方の記事です。
相談先がバラバラな社長へ。窓口を一つにして迷いと手間を減らす考え方と整理の型
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営業・販路のコラム:コミッターズ コラム
筆者の記事:川口忠大のnote
蓄電池を知る(ENERGY BANK):系統用蓄電池の低圧・高圧比較|法人が費用と接続条件で選ぶ方法
導入先を比べる:系統用蓄電池メーカー比較|法人が製品・導入支援・保守を同じ条件で見る方法
お金の面を読む:系統用蓄電池の充電コストを読む|調達契約と託送料金
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運営元:コミッターズ
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参考(外部サイト):about.fb.com、個人情報保護委員会
※一般的な解説です。個別のケースは顧問税理士・社会保険労務士・弁護士などの専門家にご相談ください。