情報発信でも、新しい営業の取り組みでも、「始めたけれど続かなかった」という話は後を絶ちません。経営者本人は「自分の意志が弱いからだ」と言いますが、筆者は違う見方をしています。続かないのは、意志の問題ではなく、仕組みの問題です。
続かない取り組みに共通すること
続かない取り組みには共通点があります。やるかどうかを、毎回その場で判断していることです。忙しい日、疲れた日、成果が見えない日。そのたびに「今日はやめておく」という選択肢がある限り、取り組みは日常の後回しに負け続けます。続いている会社は、根性があるのではなく、判断の回数を減らす工夫をしています。
続けるための仕組みは三つ
交流会や経営者団体への参加についての相談は、令和の総合商社で受け付けています。 お問い合わせページからご相談ください。
具体的には三つです。一つ目は、頻度とタイミングを先に固定すること。「月曜の朝に先週の動きを一つ書く」のように、曜日と中身の型を決めておくと、その都度悩む必要がなくなります。二つ目は、担当と手順を決めること。経営者本人が全部を背負うと、忙しさに直撃します。素材の用意や下書きは分担し、最後の確認だけ本人がする形でも構いません。三つ目は、溜めないこと。小さく出して反応を見るほうが、完璧を目指して溜め込むより続きます。
仕組み化というと、大がかりな管理表やツールを思い浮かべるかもしれませんが、最初は紙一枚で足ります。今週やることを一行で書く。先週やったことを一行で残す。その程度の記録でも、続いているかどうかは一目で分かります。見える形になると、不思議と手が動くものです。また、成果を急いで測らないことも仕組みのうちです。反応の数字だけを追うと、数字の出ない週に心が折れてしまいます。続ける仕組みには、「続けること自体を成果とする期間」を設けるのが現実的です。半年続けた会社と、ひと月で止めた会社。後から効いてくる差は、言うまでもありません。
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成果は、続ける前提で見る
成果の出方も、続ける前提で見る必要があります。発信や新しい接点づくりは、始めてすぐには実感が薄いものです。だからこそ、続ける仕組みを先に作り、判断は少し先に置く。この順番を守れる会社が、半年後に差をつけています。続けることは、それ自体が立派な経営の技術なのです。仕組みは、作った瞬間ではなく、回り続けて初めて会社の力になります。
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続ける仕組みづくりには、中小企業庁や中小機構の伴走支援のメニューが参考になります。発信の土台は、Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプで整えられます。
このテーマを、記事で伝える場所
筆者は、企業の「今」を伝えるメディア「みんなの企業新聞」でも記事を書いています。継続の仕組みについては、マッチングサイトを継続運用する仕組みの作り方や、経営者マッチングアプリを継続する仕組みの作り方で、無理なく続けるための段取りを整理しました。取り組みを日常に組み込む参考にしてください。
あわせて、シリーズの続き「始める前の確認と、やめる判断。どちらも経営の仕事」もご覧ください。
あわせて、みんなの企業新聞の記事「ニーズマッチの会費はいくらか|月会費・参加費と支部の仕組み」もご覧ください。